材料の手待ちはないか?

✕管理されていない現場
屋外単品受注請負生産をする、住宅現場の特殊性により、建築材料がすぐに入らない場合があります。特に多品種少量の部材におこります。
作業効率に影響します。
部材には、長さ・幅・高さの寸法はじめ、色・左右の勝手など、大変な数の品番が設定されています。
すべての部材が予め在庫されているわけではなく、注文生産や取り寄せをします。
倉庫に在庫するわけではなく、現場に直送しますから、すべての部材が漏れなく、ダブリなく、同時に現場に入ることの方が珍しいのです。
建築主にとっては自分の現場がすべてですから、材料の入荷が遅れるというような場合を想定しません。
材料の調達期間を把握して、事前に段取りしなければなりません。

〇管理のゆき届いた現場
逆にかなり後で使う材料が、現場に多数入っているのも困ります。 材料の移動だけでも大変です。 その際に傷がつくこともあります。 材料は必要なときの直前に入るのが理想ですが、便の都合で、少し早めでも同時に搬入する場合があります。 早すぎる材料は、現場の整理整頓とのバランスになります。 材料が手待ちになると、職人の士気・効率に影響し、職人が不機嫌になっていきます。 多く入りすぎていると、探す手間と、移動の手間で、文句をいいます。 職人が気持ちよく作業できる、雰囲気をつくることが必要です。段取りを適切にやり切るのはかなり難しいことです。 材料の手待ちなし、ヨシッ!
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