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現場のブロークンウィンドウズ コスト コストダウン

行なってはならないコストダウンをしていないか?

✕管理されていない現場

コストダウンという言葉が世の中に氾濫しています。 住宅建設は、人生最大の買い物といわれ、大きな金額になります。 当然、コストダウンを充分に考えて計画しなければなりません。 コストダウンには2種類あります。 行ってもよいコストダウンと、行ってはならないか、または納得した上で行うコストダウンです。 行ってはならないコストダウンとは、将来必要になったときに、建物に影響することなく、追加できないものです。例えば、外壁左官仕上げで通気層をとらない場合です。 外壁に直接下葺き材を施工し、モルタルを施工します。 施工工程の順番で、後から通気層を追加することができませんので、通気層なしで計画する場合には、建築主が内容を理解して、納得する必要があります。 決定権は建築主にあります。

〇管理のゆき届いた現場

窓のシャッターの有無は、枠が異なり、後から追加できません。 建築の仕事には、施工工程の順番が重要となります。 雨仕舞いの点で、外壁下葺き材の取り合いから、外壁を外さないと施工できないからです。 外壁サイディングの通気層も、後からでは追加できません。通気層を外すことによるコストダウンは、コストダウン以上に仕様ダウン・性能ダウンとなりますから注意が必要です。 逆に、サッシの網戸は後から追加できます。 玄関タイルは後から追加できます。 建設時にはなくてもよく、お金ができてから追加可能です。どこをコストダウンするかは、最初に決定しておかなければなりません。 ざっくばらんに相談すべきものです。 仕様・性能ダウンになっていない、ヨシッ! 

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