基礎コンクリートの湿潤養生期間は充分か?
✕管理されていない現場
基礎コンクリートの型枠を解体した後、湿潤養生を行わずに、そのまま放置しました。 住宅会社として、コンクリート強度には安全をみて、設計基準強度よりも高強度で生コンを発注するために、通常特に異常は生じません。ただ、少しでも永い湿潤養生期間を確保する方が、ひび割れの少ない良いコンクリートに成長します。型枠存置期間を永くしても、湿潤養状期間の確保と同じ意味になります。コンクリートはていねいに湿潤養生して取り扱うと、圧縮強度は成長するのです。 基礎工事で工期を短縮するよりも、むしろ工期遅延する方が良い状態です。工期遅延といっても、段取りは良く、湿潤養生期間を充分に確保するという意味です。 ワンポイントアドバイス: 基礎コンクリート湿潤養生期間の適正 〇管理のゆき届いた現場
基礎コンクリートには湿潤養生が必要です。コンクリート打設後、型枠の撤去までの期間(季節により、普通ポルトランドセメントで4~6日)は、上面を除いて、湿潤養生されていると判断できます。基準は、予想平均気温が20℃以上なら4日、10℃以上20℃未満なら6日です。 冬季の工事では、気温が冷えるため、シートをかけて温度養生することが必要です。 夏季の工事では、気温が高く、急激に乾燥するため、やはりシートをかけて乾燥を防ぎます。 つまり常時シート養生を行うと完璧です。型枠解体後も含め少なくとも、コンクリート打設後5日間以上は湿潤養生すべきです。型枠存置期間4日の場合は+1日湿潤養生を継続します。 コンクリートは永く湿潤養生するほど、ひび割れが少なく、強度のあるコンクリートになります。
コンクリート湿潤養生期間確認、ヨシッ!
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