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ウッドデッキなどにより床下換気は阻害されていないか

外部にウッドデッキや濡れ縁を設置することがあります。新築時には結構人気があります。外部ですから、雨水と紫外線を直接に受けますので、最も劣化の激しい部位となります。しばらくは、活用されますが、数年経過すると、入居者によっては、管理することなく、放ったらかし状態になる場合があります。木部にカビが発生し、腐りが進行し、朽ち果てていく段階になります。1年~2年程度と早めの再塗装が必要です。

ウッドデッキの下部は、掃除・点検もしにくい状態です。外部の木部のメンテナンスを放置すると、劣化の進行は激しいです。特に、別荘など余り使用しない建物では、設置計画に無理があるともいえます。

 これらは、室内から出入りするため、建物に接して設置します。その際に、床下換気を阻害することがあります。室内の床の高さと、外部のテラスの高さが同じにすると、使い勝手はよいのですが、床下換気口の高さよりも高くなり、換気がしにくくなります。

建物に接して、外部物置を設置したり、植木を植えることもあります。空間を有効に活用したいわけで、できるだけ寄せます。すべて床下換気を阻害することになり、建物の耐久性に、悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

床下に発生する結露は、梅雨~夏場のみの現象となります。冬場には発生しません。床下が結露するということは、床下に外気が入ってくるということであり、一応の換気はしていることになります。

夏場の床下に、結露が発生する場合があります。敷地・地下水・風の通り道・床下土間などの条件により、結露が発生する場合があり、対策が必要となることもあります。調整機能(湿度・タイマー)付き換気扇の設置が妥当です。その理由は、通常の床下換気扇では、常時換気するため、夏場の昼間には、高温多湿な外気を、相対的に低温な床下に導入することになり、逆に露点温度に達して、床下結露を促進する結果となるからです。換気扇の設置に難色を示す入居者もありますが、1日に6時間程度の運転になるため、換気扇の電気代は100/月程度と極めて安く、問題になりません。



写真1 ウッドデッキの下は土のままで、雑草が生え劣化しやすい











写真2 リビングの床高さに合わせたウッドデッキ






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