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ドクター雨仕舞い バルコニー 雨漏りの原因 バルコニー下葺き材

Updated: Apr 13, 2021


バルコニーのタイルをめくった状態です。下葺き材には透湿防水シートを使用しています。透湿防水シートは破れないで、湿気は通すが、水分は通さないという優れものです。軽く、施工性もよろしい。本来は、手では破れないものですが、結構劣化しています。ぼろぼろです。約10年経過し、雨漏りがあると、劣化するものです。 笠木周り、段差のあるところのコーナー部分、笠木下などには雨漏り跡があります。かなりの雨水がここから浸入し、下の構造木部に悪さをしています。換気もできていないため、腐りを助長しています。換気穴の確保は必要です。最近は、外壁材の下に通気層を確保しますので、かなりよくなっています。この時代は、外壁材の下に通気層を取らずに、直接張っていましたから、無理もありません。結果として、現場はこのようになっています。通気層のない場合の下葺き材は、透湿防水シートではなく、アスファルトフェルトを使用します。釘穴シール性能が異なります。技術屋は、「現実に現場で現物を見る」必要があります。痛い目にあって、解かる貴重な体験です。


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