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玄関ドア・勝手口ドアの開閉を確認する


外部取合いのドアについての点検は、開閉兆番の調整、ロックの調整、レバーハンドルの調整、ドアチェック(ドアクローザー)の調整などです。ドアチェックについては、ドアが自動的に静かに開閉するものですが、使用頻度も多く、使用していると調子がおかしくなっていきます。結構、調整を要する頻度は早いものです。定期点検のたびに、確認する必要があります。

ドアチェックには、モーメント効果で、大きな力がかかるため、固定するビスが緩んだりもします。その場合には、埋木をして、ビスの締めなおしも必要です。



 勝手口ドアやテラスドアには、ドアチェックよりも、簡易なアームストッパがついている場合もありますが、調整機能はありません。

 ドアチェーンも切れている場合や、外からでも外せる位置についていることもあります。

ドアチェックの調整は、入居者には難しいらしく、放置されがちです。メンテナンス担当者として、職人を呼ばなくても、自分で調整できるようにしたいものです。結構難しいのですが、会社の職権を利用して、大工から教えてもらいます。そして現場で練習しておきます。自分のノウハウとして、イザというときに役立ちます。調整後には、潤滑油をさしておきます。

教えることを惜しむ大工とは、付き合っても仕方ないです。人間関係の狭い職人は、派遣先で問題をおこす可能性が高く、後で困ります。技術屋として、職種ごとに、自分のブレーンとなる職人を確保しておくべきです。困ったときに携帯電話で、相談できるような人です。だれでもいい訳ではありません。技術的なウデが優秀であることは当然ですが、人間性や自分と相性が合うひとでなければなりません。カネにはしる職人もダメで、意気に感じる人でなければなりません。

 その前提条件として、自分側としても、普段の約束を守り、支払いをきっちりすることは当然です。職人からバカにされる原因が、自分にあるようでは、大いに反省しなければなりません。



ドアチェック本体部に、調整用のネジが付いています。マイナスドライバーを使用します(物によっては調整機能がない場合もあります)。上側の調整ネジが第1段階の調整で、下側の調整ネジが第2段階の調整です。ネジは右に回すと遅くなり、左に回すと早くなります。はじめの位置より、2回転以上まわすと故障の原因になりますので、注意してください。また、調整ネジがきかない場合や、油漏れを起こしている場合は、ドアチェックの交換が必要です(物によっては第2段階の調整機能がない場合もあり)。1段階目が少し早め、2段階目がゆっくり目がよいと思います。


写真:ドアチェック 築20年の建物の、玄関ドアについているドアチェックです。

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