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ドクター雨仕舞い その他 番外編:結露による水漏れ


トップライトです。外国製で木製の大きなトップライトです。ペアーガラスです。冬場は毎日ガラスに水滴が付きます。取ります。またすぐに付きます。取りますの繰り返しです。 従って、トップライトを開けて換気をすることになります。ものの1時間も開けておくと、ガラスに発生した結露は見えなくなります。住宅では換気が重要です。最近は24時間換気が採用されますので、換気扇の作動を止めない限り、換気は充分といえます。もしも、新陳代謝の激しい小さな赤ん坊と両親が同じ部屋に寝れば、この結露は更に多くなります。観葉植物を置くと結露は更に多くなります。洗濯物を室内で干すと結露はとんでもない量になります。しかし、通常は放っておく場合が多いと思います。結露の水滴がガラス面の勾配により垂れてきます。行き着くところは枠の木製部分の腐り、クロス下地の石膏ボードから内部へ入り、カビの発生につながります。時間が経つと真っ黒のカビだらけという場合もあります。これも放って置くと腐朽菌・シロアリの発生や構造体の腐りになり、大変なことにもなりかねません。雨漏りも、結露による水滴も同じように、建物の構造体に悪さをします。 カビ・ダニの原因になり、建物の気密性とあいまって、アトピーによる被害も増加しつつあります。建物の耐久性はやはり換気がポイントになります。最近は24時間換気が義務になってきました。隙間からの換気ではなく、計画換気として、給気口と排気口を明確にします。

熱量のことが気になって、せっかくコストをかけて暖房した温度を換気によって排出するのは「もったいない」という気になります。 住宅ではどうしても冬場の換気はされにくい傾向にあります。しかし、建物の耐久性という観点で考えますと、換気は必ずしなければならないものです。建物の換気の必要性は極めて重要です。例え冬場の寒い時期でも換気は必要なのです。

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